クラミジアは喉にも感染することがあります

喉の調子を診る女性 性病として知られているクラミジアは、性器に感染すると思い込まれているのではないでしょうか。
ところが、のどに感染する咽頭クラミジアがあります。
咽頭クラミジアの原因は、咽頭部にクラミジア・トラコマティスに感染した状態をいいます。
咽頭クラミジアの症状は、喉の腫れや痛み・発熱など初期の風邪に似ています。

咽頭クラミジアの場合、口による性行為を行っていなくても感染してしまう厄介な存在です。
男性の性器から女性への感染や、反対に女性から男性側に移す経路も見られます。
咽頭クラミジアも性器に感染したときと同様に、自覚できるような症状は現れにくいのが特徴といえます。
喉という部位は性病という概念を持って見ると、危険性が薄れて仕舞うのです。
ですので、気付かずに放置されるケースが少なくありません。
例え何らかの症状が現われても、見逃されることもあり、見極めるのか難しい症状ともいえます。

性器のクラミジアも咽頭クラミジアも原因となるのは、クラミジア・トラコマティスに感染することで発症します。
2つの違いは、発症部位だけなのです。
咽頭クラミジアの場合、気付かず放置してしまうと性器クラミジアと比較して治療が困難になる恐れがあります。
それは放置することで口の中に存在する細菌と遺伝子交換が行われ、治療法である抗生物質に耐性を持つことが原因といわれています。

咽頭クラミジアはできる限り、早い治療を行うことが重要になります。
治療方法は抗生物質を数週間飲む療法で、抗生物質の種類はマクロライド系・テトラサイクリン系・ニューキノロン系の3つです。
早く治療を始めれば、数週間で完治することが可能です。
性器に感染したことがある女性の1割から2割に、咽頭部への感染が確認されています。
症状が少なく、風邪と似ているために見極めることが難しいですが、何となく調子が良くない、喉の腫れや違和感などが長く続くようなときには一度病院を受診してみるべきです。

咽頭クラミジアは風邪と間違えられることもある?

咽頭クラミジアの症状は、風邪の初期症状と良く似ています。
喉の腫れや発熱、身体がだるいなど病院へ行ったとしても、風邪と診断されてしまいます。
風邪との違いは、原因となる細菌がクラミジア・トラコマティスであることでしょう。

咽頭に感染してから潜伏期間が1週間から3週間あり、風邪の症状と異なる点はゆっくりと進行するのです。
風邪であれば発熱や喉の腫れなどが急速に現れてきますが、喉の違和感や喉の腫れが日を追うごとに出てくるのです。
風邪のきっかけとなる原因(雨に濡れて寒い思いをしたことや、インフルエンザの時期など)が思い当たらないで発熱や喉の腫れが感じられたら、注意してみることも必要です。

この病気は放置しておいても、完治することはまずありません。
ごく少数の例外を除いて、必ず医療機関での治療が必要となります。
ですので、発熱や喉の痛みなど風邪かなと思っても、それが長期間続くようであれば風邪かどうかを疑う意識を持ってください。

上記にもあるように、この病気はなんとなく調子が良くないという症状が、いつまで経っても良くならない傾向があります。
咽頭の場合、性器と違い感染リスクを自覚していないことが多いようです。
「なんとなく身体がだるいのは風邪を引いたせいだろう。」と思い込み、風邪であれば病院で治療せずともその内治ると放置してしまいます。
間違われやすい病気として、風邪のほかにも扁桃腺炎や咽頭炎などがあります。
これらも症状として、発熱や喉の腫れと痛みを引き起こします。

自覚症状が風邪に似ていたとしても、長期間長引くようであればそれに惑わされず受診してみる勇気を持ちましょう。
平均して70%という感染率の高い性感染症であることを、覚えておいてください。